
人間関係を教える授業は、ありませんでした。でも、学生時代にそうした沢山の知識を得た人は多いでしょう。自由に、遊べる学生時代だからこそ、得られる人間関係もあります。社会に出てしまうと、誰もが熱意を持って生きられるわけではありません。初めは希望に満ちていても、少しずつ同じことの繰り返しに力を無くしてゆきます。むしろ学生時代に一生懸命、学業に励んでいた人の方が、実社会における疲れや孤独には強いでしょう。人それぞれに、人生観や生き方は違っても、やはり人との付き合いを大切にする事から得られるものは大きいはずです。人との付き合いこそ、その人の実力となるでしょう。相性を占うときに、正確な答えを見出すのは非常に難しい事です。二人の相性が良いからといって、あなた自身に良い影響ばかりを与えると考えるのは、少し違います。また、反対に相性が悪い相手だからといって、あなたに悪い影響ばかりを与えると考えるのは、これも違います。決め付けて物事を考える事は、往々にしてあなたのためになりません。そうした判断を重視するよりも、どのような相性の相手にも恐れずに接してゆく生き方のほうが、危険は多いかもしれませんが、それだけタフに成長する事が可能になります。自分の好きな相手ばかりと接する事は、人間関係に対する免疫力の低下を招くでしょう。結婚などの長期的でなければならない関係については、相性が良い相手を選ぶほうが良いですが、考えてみれば生まれてから死ぬまで、私達は家族や自分自身、つまり最も大切な人ほど、自らの意思で選ぶことはしませんでした。